前回のその②からの続き
前回、キノコのグラタンを載せ忘れたのでそちらから。
素晴らしいセップの香り
熟成した2006のサン‐ペレイに完璧にマッチします。
ここで白ワインは終了ですがもうすでに相当に良い気分です。
果たして最後まで飲みきれるのだろうか…と頭をよぎります。
さて、赤の前にロゼを。
⑨Le Canon Rose 2009。
ロゼ・プリムールと同じミュスカ・ダンブールを使用。
これはちょっと変わり種。なんと2008年のヌーヴォーです。
ガメイ&シラー。まさかの(失礼)激ウマー
以下に出てくる上級キュヴェ全てが素晴らしいのですが、実際の飲み頃はまだまだ先なのを考えると今飲んで一番しっくりきたのがコレでした。
細かなタンニンと微発泡、薔薇やスパイスの芳香が比重にエレガント。丁度飲み頃といえる穏やかな熟成感。
やっぱりしっかり作るとヌーヴォーもここまで花開くんですね。(澱もいっぱいありました)
肉厚のチャーシューのスパイスとも良く合いました。
グルナッシュのアルコールが15度を超えたので再醗酵をなくすためにこの年は例外的にフラッシュ・パストリゼーション(火入れ)を行っています。
74度で2分程。
風味を損なわないように最新の注意を払ったそうです。
フィリップ・ジャンボンが03年に試したのを基に大岡さんも苦渋の決断で実行しました。
結果、フィルターを掛けるよりずっと良かったと仰っていました。
咸魚(ハムユイ)の炒飯です。
なんかしょっつるのような香りがしてるなーと思ったら出てきました。
塩加減が絶妙でクセになる美味しさ。ただワインとは合うのか
と思いましたが、何故か合うんです。(但し、完全に酔っています)
次回最終回へ続く…。
Oga
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