「大岡弘武さんにお会いしました・1」のつづきです。
よろしければ、ぜひ1もご覧になってみてください。
Vin Nouveauのところで、
大岡さんのNouveauはガスがある為、コルクではなく、王冠を使用しているのは、参加された皆様は周知でしたが、
「2008年の緑色のボトルと2009年の透明のボトルの違いは?」
との質問がありました。
答えは、、、
緑色のボトルは、ガスがあるためシャンパーニュのボトルを使用したとの事。ロゼは色が綺麗な為、よく透明ボトルを使用していますが、Nouveau もフレッシュなところを見せたかったとのことで、使用されたとのこと。瓶は、透明瓶のほうが値段は高いそうです。
これは開けてみるとわかるのですが、スティルワインにもかかわらず、かなり発泡が見られます。ワイン・スタイルズのカウンターで出したときも、抜栓翌日もしっかりと発泡していたのを覚えています。
大岡さんによれば、
「小樽228Lと中樽350Lで1年発酵させた後、タンクに移し、発酵を続けたが、発酵は終わらなかったとのこと。また、フランスを出るときは、泡はなかったのですが、輸送途中よりまた発酵が始まったそうです。しかし、今日飲む限り、その発酵もそろそろ終わりのようですね。 また、気圧が下がると泡が吹きやすいので、曇りや雨の日ではなく、晴天の日に飲むといいでしょう。」とのお話でした。
残糖度も30g/lとのことでしたが、完熟パイナップルのような果実味に優しく続く甘みが心地よくて、するすると飲んでしまいました
そろそろ赤ワインに話を移します
VdT Cuvee G 2005
GはGrenacheのことです。
この2005年は、CO2も多く、凝縮感があり、濃すぎてワインが落ち着かないという理由で、2006年が先にリリースされました。
そして、グルナッシュが植えられている畑の北限の葡萄が使用されています。あとはシラーが植えられています。
こちらは当日15時にデカンタージュされていましたが、大岡さんは「飲む前日に抜栓したほうがいいでしょう」とアドヴァイスされていました。
今もまだ深い紫色を呈し、プラムジャムのような果実味にタンニンも多少まろやかになっていましたが、まだ時間が必要そうなのがすぐにわかりました。ゆっくりと時間をかけて変化を楽しみたい1本でした
ちょっと長くなったので、3で終了します。tana
コメントを残す