ボルドーのグラン・ヴァンは飲み頃を美味しく飲めることって意外に難しいですよね。
格付けシャトーやカルトワインの飲み頃になんかなると値段が一桁二桁違っちゃいますし。
ボルドーを若いうちに飲むとなると、デキャンタをしてどのくらい待つ必要があるか、グラスの選択、温度の選択、など諸々気を使った挙句、その日の内には開ききらなかったなんてことが多々あります。
挙句の果てには、そのせいで「値段の割には大したことないなー」なんて、自分の中での評価も切り捨てててしまったり…。
もったいないです。
ワイン・スタイルズでも程よくこなれた一本を探しておりますが、なかなか価格に見合ったものが少なく苦労もしています。
そんな中で、店舗で人気だった飲み頃の一本のヴィンテージが間もなく変わってしまいそうです。
格付けワインの、レオヴィル・バルトンとランゴア・バルトンのセカンドワインに当たるレディ・ランゴア。
カベルネ・ソーヴィニョン72%にメルロ20%、カベルネ・フランを8%使用し20ヶ月樽熟成を施した後、出荷したもの。
正に典型的な飲み頃の熟成香が鼻腔を支配し洗練されたブーケの虜となります。
豊かな果実と溶けたタンニン、柔らかな酸のバランスは見事で正統派ボルドーしか持ちえない気品とブーケを携えている逸品。
非常にバランスよく、素晴らしい芳香が出る状態のものだったのでワイン・スタイルズでこのヴィンテージがなくなるのは痛いです
勿論、次のヴィンテージも期待できるものかもしれませんが、納得できるものでないともう仕入れませんので。
残り、2、3本となります。
年末年始などでも期待を裏切らない一本ですので気になる方はお早めに。
Oga
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