ドニ・モルテの弟の実力は!?

ドニ・モルテの弟の実力は!?

ルロワ、DRCと並び称された天才ドニ・モルテ。

惜しむらくは彼が夭折。

かつてのドニの名声を取り戻せるか奮闘中で現在は息子のアルノーが蔵元を支えています。

ここまではご存知の方もいらっしゃるかと思います。

実はドニの弟ティエリーも注目のワインを造り出しているんです!!

非常にコストパフォーマンスに優れた堅実な造りです。

Wine Stylesのブログ
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィーニュ・ベル 2009

<ティエリー・モルテ>

¥7,350(税込・750ml)

ヴィーニュ・ベル赤ワインは粘土質と石灰岩質土壌に植えられているそれぞれ樹齢20年と40年のビオロジックのピノ・ノワールで造られる僅か0.65haの区画から。

極上年の09年は果実味もたっぷりで力強さとエレガントさが見事に共存している素晴らしい出来栄え、更に比較的に早飲みできるスタイルなので嬉しいところ。

モダンな兄とは違いクラシックで堅実な造りがブルゴーニュ・ファンを唸らせます。

夏に極上の綺麗なピノ・ノワール赤ワインも楽しんでください。

~造り手について~

ティエリー・モルテは故ドゥニ・モルテの弟にあたる。

兄弟ふたり、父シャルル・モルテの元でワイン造りをしていたが、92年にシャルルが引退したため、4haの畑を譲り受けて独立した。今日その面積は7.3haまで拡大している。

ドゥニ・モルテのようにグラン・クリュをもたないため、いささか控えめな印象は拭えないが、ブドウ栽培、ワイン造りはしっかりしており、2007年からビオロジック栽培に移行した。

このドメーヌで面白いのがブルゴーニュACやパストゥグランにアリゴテ。ディジョンのすぐ西にあるデという村に畑がある。

かつてはディジョン周辺にも多くのブドウ畑があったが、宅地化が進み、そのほとんどがなくなってしまった。このデには、ドゥニ・モルテも畑をもっている。

村名はマルサネ(白のみ)、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー。ジュヴレ・シャンベルタンにクロ・プリウール、シャンボール・ミュジニーにボー・ブランの1級畑も所有する。

赤ワイン造りは100%除梗。4~5日間の低温マセレーション。コンクリートタンクで発酵を行い、1日2回のピジャージュ。樽熟成はアペラシオンに応じ、新樽率は最大でも50%。16ヶ月の熟成を行う。


ジュヴレ・シャンベルタンのドメーヌは総じて新樽率が高く、熟成期間も長めだが、きわめて理性的な数値に抑えている。

ティエリー・モルテのワインはドゥニ・モルテのそれに似て、果実味のふっくらした味わい。どのアペラシオンでも水準の高いワインを造るが、知名度のより高いドゥニ・モルテの陰に隠れて割りを喰っている感が否めない。

比較的値付けの高いジュヴレ・シャンベルタン在所のドメーヌの中では、コストパフォーマンスにとても優れた造り手といえるだろう。


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