昨日の北海道新聞の記事より~
道は4日、これまで国税庁の規制では道産ワインに認められなかった原産地表示を「北海道産」「道産」と表記できるよう、基準作りを始める考えを明らかにした。
認められた銘柄や味が保証されたワインだけに道産と表記することで、道産ワインの評価を高めてブランド化を狙う。
同日の道議会一般質問で、道経済部の山崎峰男・食産業振興監が、自民党・道民会議の吉川隆雅氏(札幌市北区)の質問に答えた。
国税庁はワインのラベルに製造場所を表記するよう求めているが、品質の判断材料となる「地理的表示」は一定の基準を満たさなければ認めていない。
国産ワインでは昨年7月、初めて「山梨」を指定。
甲州などの品種を使い、県内で醸造、容器詰めした上、味や香りなどの審査に合格したワインのみ表記できる厳しい基準を、山梨県ワイン酒造組合が策定。国税庁に申請して認定された。
道によると、道内は醸造用ブドウ生産量が全国1位。近年は空知や石狩などのワイナリー(ワイン醸造所)が品質の高さから人気を集め、ワイナリーも23カ所に増えた。
ただ、消費者にはラベル上で品質やブドウの産地の違いを示すことができず、他地域との差別化が難しかった。
日本の狭い国土の中、テロワールを生かし試行錯誤してワイン造りを行っている生産者達ですが、日本の市場の中で一般市民にまで日本ワインを浸透させるには旧世界のヨーロッパのワインのようにワイン法を統制する必要があると考えます。
山梨や長野はいち早く取り組んでおりますが、今はほとんどの県でワイン造りを行い始めていますので他県も自治体レベルでも底上げの意識が欲しいですね。
造り手の話を伺ったりするととても難しいようですが。
それと、大切なのは、各県レベルではなく国レベル、つまり国での基準を設けること。
今でもあるのですが、世界市場に出るには日本ワインとしての基準をもっと明確にできたらと思います。
フランスの原産地呼称統制ワイン(AOC)に倣いヨーロッパの他国のワインも同様の世界基準で通用するワイン法が明確です。
日本ワインのレベル自体は著しく上がり、成熟してきてるので、今度は日本、そして世界の消費者に分かりやすいワインとして発展してくれることを願います。
Oga
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