本日も通常営業しておりますので、ぜひご利用くださいませ。
さて、今日はいいニュースをご紹介します。
当店が仲良くしている山梨、勝沼町のシャトージュンさんですが、世界的権威のあるイギリスのワイン専門誌デキャンターが主催するデキャンターアワード2025にて、日本固有品種の山ぶどうの行者の水とメルローを交配した富士の夢の品種を使用したワインが銀賞を受賞しました。
おめでとうございますー!
<シャトージュン>ROUGE 2023 750ml ¥13,200(税込み)
日本固有品種の山ぶどうの行者の水とメルローを交配した富士の夢100%使用し、ステンレスタンク発酵後、フレンチオーク樽にて約12か月熟成。
このプレミアム・ルージュシリーズは並外れた優良年のみ造るもので、2017年に初リリースして以来の2ヴィンテージ目。
今回ワインについても醸造家の仁林さんから説明のコメントもいただきました!
「この品種は、これら二つの国際的コンクールには出品されたことがなく、品種リストに入っていませんでした。よって資料として志村葡萄研究所で作出されたものであること、日本各地のワイナリーで醸造されている実績があることを開示することで、日本の品種として登録することを認められたのでした。そのうえで、国際品種と呼ばれる古くからワインの品質が高いとされている品種に交じって、遜色ない味わいと評価された訳です。他の醸造用品種(山ぶどう系品種)との違いは、交配相手の山ぶどうの個性は着色が全面に出ており、味わいはメルロの特徴を存分に引き出している事だと思います。たいていの山ぶどう系品種は、味わいのほうで山ぶどうの個性を引き継いでしまうものが多いと感じていますが、その点が大きく違う気がしています。
気候変動も激しい現代において、対応するための交配品種は、今後ますます必要な存在になってくると思います。この交配品種の面白いところは、作出者がワイン業界に長く在籍された方なので、栽培の容易さは必須として、ワインになった時に大切な要素(色や酸味、舌触りなど)をきちんと踏まえて作出されているところだと思います。糖度の高さや色の濃さだけでなく、味わいのハーモニーが奏でられるのか。という視点では唯一無二の存在だと思います。日本で新たに圃場を拓く時「カベルネ、ピノノワール、メルロ、富士の夢」と当たり前のように選択肢の中に入ってくる存在ではないでしょうか。是非、皆さんにもお試しいただきたいと願っております。
シャトージュン仁林欣也」
本日から店頭にて販売しますが、せっかくなので、来週末7月11日と12日にカウンターで1杯(1口チーズ付き)¥2,000(税込み)有料試飲も行いたいと思います。
特にご提供杯数を限定はしませんので、当日ふらっとご来店でのご参加で問題ありませんが、どうしても飲んでみたいという方はぜひご予約下さいね!
tana
コメントを残す