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先週末、5月のマリアージュテイスティングを開催致しまして沢山の皆様にご来店頂きありがとうございます。
ご案内してました通り今月は珍しいスペインの白ワイン。
<R.Lopez de Heredia Vina Tondonia>
Vina Gravonia Blanco Crianza 1999
ロペス・デ・エレディア・ヴィニャ・トンドニア社のクラヴォニア・ビアンコ・クリアンサ 1999年です。
スペイン、リオハ地方の白ワインでビウラ100%。
DOC Riojaを名乗れる一本。
実は私達はこのワインでマリアージュをやると前々から決めていたのですが、ここの4代目オーナー、マリア・ホセ・ロペス・デ・エレディア女史が来日しワインスクールのアカデミー・デュ・ヴァンでセミナーを行った為、在庫が無くなったと輸入業者から連絡が……。
急遽、担当にお願いしまして何とか2本確保していただきましたΣ(゚д゚;) 本当にギリギリで事無きを得たのですが裏ではかなりドタバタしていました
ワインは琥珀色を帯びた深い黄金色。熟成を経ているので第一アロマは控えめなアンズや黄桃のニュアンスが少し。アカシアなどの第2アロマも混ざるが徐々に第一アロマの果実がコンポート、ドライフルーツへと移行、更にイーストやカラメル、ナッツやバニラと共にブーケとなって広がる。紅茶等の熟成香も加わってシェリーの様な雰囲気もある。口当たりは滑らかで酸味もまろやか、ほんのりとある甘味もアクセントになって旨味の余韻も長い。
なかなか他に無い個性で非常に美味。
但し嗜好性が強い味わいなので好き嫌いは分かれるかもしれませんね。
さて、合わせた食材はタコのガリシア風です。(画面下のもの)上はAGUJAS・アグハ(ダツ科の魚)の向日葵油漬けです。こちらも試してみたのですが、マリアージュ的にはタコに決定しました。
ガリシアはスペイン北西部の地域でここの名物料理。オイルの色は辛くないラー油ではありません
パプリカパウダーの色ですよ(゚∇゚ ;)エッ!?
パンはPAULの2種類のオリーブが入ったパン・フラマン・2オリーヴと全粒小麦、大麦、ライ麦、オーツ麦、黒麦、コーン、白ゴマ、亜麻仁が入ったパン・オ・6セレアル・ロンです。
ワインと合わせると、タコはオイルのまろやかさがあるので単体でも生臭さはあまり出ず酸と塩見が心地良く流し込める。パンに乗せ口に含むとオリーブの塩みが味全体を引き締め余韻が甘く香る。シリアルとはナッツ香がマッチするのでふくよかさが増しタコの味が消える頃に香ばしさが残る。
タコのガリシア風はワイン・スタイルズでも販売しております(525円)ので是非お試し下さい!パスタと絡めたり、お酒のおつまみに最適です。
来月は梅雨を吹き飛ばす逆にフレッシュなワインのマリアージュです。お楽しみに~
Oga
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