先週末マリアージュテイスティングが行われました。
皆様御来店ありがとうございました
<Francois Crochet>
ロワール河上流のAOCサンセールの赤ワイン。
ブルゴーニュ地方と同じくピノ・ノワールを100%使用しています。
ブラックチェリーにスミレや薔薇、黒い土やミックスハーブ、仄かにスパイス、洗練された細かく溶け込んだタンニンとミネラルに柔らかい酸が全体を包みエレガントに仕上げてあります。
サンセールは16の村々からなるアぺラシオンで栽培面積は約2,400ha。
土壌は15を超える性質の層から成り立っていますが、主に粘土石灰質、の土壌からピノ・ノワールは造られる事が多い。
特にクロシェの畑は石灰岩質のカイヨットと小石が剥き出しの白い泥灰土壌(アルジロカリケール)がベースで非常にミネラリー且つ繊細なワインとして反映される。
ブルゴーニュとの差異は酸よりもミネラルに感じられました。
特にアフターの感覚でブルゴーニュの酸に乗って芳香が広がるニュアンスと違い、サンセールは舌中央のミネラルにタンニンに溶けた旨味が残って鼻腔に広がる印象。
このワイン自体は2006年の密度のある赤でしたがこの数ヶ月でやや柔らかい表情を見せ始めてきて最初の飲み頃にかかってきたようです。
抜栓後からアロマも開きバランスが取れています。
でもマリアージュという観点ではなく一本のワインを美味しく飲むというところからだと、デキャンタージュをした方が、又は次の日の方が更に花開いて楽しめると思います。
食材は西麻布のビストロ・アンバロンさんの自家製パテと同じく自家製ピクルス。
ふわふわでスパイシーな旨味たっぷりのパテと、新鮮な三浦野菜のビックリするほど美味しいピクルスはやはり好評でした。
今回もスパイシーさは重要なポイントです。
クミンシードのようなほんのりカレー風味のあるミックススパイスのどれもがバランス良く肉の臭みを消し旨味のみを引き出したパテの味わいとワインの土っぽさとハーブが溶け、パテの脂とワインのベリー香と細かいタンニンが融合して旨味が増幅されます。
穏やかな酸と甘みある野菜のピクルスも全くワインともバッティングしません。
それどころか若い酸が相殺されて甘味が輪郭を増すように感じられました。
次回は12月17日(金)18日(土)の両日です。
X’mas間近の年の瀬、ワイン・スタイルズ今年最後のマリアージュ企画です
イングランドのスパークリング・ロゼとイベリコの生ハムです
是非ともお楽しみにー
Oga
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