ワイン・スタイルズでも取り扱いのある蔵元のフランス、ジュラ地方の自然派生産者であるフィリップ・ボールナールが先日初来日を果たしましたのでその記念という事で本日はカウンターで彼のスパークリングワインを開けちゃいます
ヴァン・ド・ターブル・ド・フランス・ペティヤン・ナチュレル・
キュヴェ・アン・ゴ・ゲット 2011
<ドメーヌ・ボールナール>
¥680(税込・70ml)
フランス東部、ジュラ地方のアルボワの街を南に2km ほど下ると、標高 400m以上の高原に囲まれた小さな村ピュピランがあります。
ピュピラン村の中心には、かの有名なピエール・オヴェルノワのドメーヌがあるが、彼のドメーヌから200mと離れていない場所にフィリップ・ボールナールのカーヴがある。
現オーナーであるフィリップ・ボールナールは、ピュピラン村で父の代から続くヴィニョロンの家系で育った。
彼が高校を卒業し、1 年の軍隊経験を経た後すぐに 3ha の畑を手に入れ、同時期 1975 年、ピュピランのワイン農協に就職する。
ワイン農協では醸造責任者を担当し、農協で働きながら少しずつ自身の畑面積を増やし、1987 年には9ha の畑を持つようになった。
畑仕事が過度に忙しくなったため、1988年にワイン農協の醸造責任者を辞め、葡萄農家一本に専念する。
2000 年に彼の父親が亡くなり、さらに 3.5haの父親の畑を引継ぎ、計12.5haの面積を持つに至る。
2005 年、ボーヌの醸造学校でワインを学んでいた彼の息子が家に戻ってくるのを機にドメーヌ立ち上げ。
現在は、実質 6.5ha の葡萄畑で自らのワインを仕込み、残りの6ha分のブドウは引き続きワイン農協に売りながら生計を立てている。
現在、フィリップは12.5ha の畑を2人で管理、彼の所有する葡萄品種は、ピノ・ノワール、プルサール、トルソー、シャルドネ、ムロン・ド・アルボワ、サヴァニャンで、樹齢は若いもので19年、平均樹齢は30年。
昔からピエール・オヴェルノワをはじめマルセル・ラピエール、フィリップ・パカレと交友があり、フィリップがワインの農協で働いている時から、彼らのワイン哲学に多大なる影響を受けている。
今後は、ピエール・オヴェルノワの醸造理念を見習い全てのワインをSO2ゼロで醸造できるよう、現在模索中。
このペティアン・ナチュレルは、樹齢36年のシャルドネを用いナチュラルに瓶内2次醗酵で造られた微発泡の一本。
黄リンゴや蜂蜜、洋梨にカリンや黒糖の甘美で柔らかいアロマとドライな泡立ち。
キュヴェ名は『(お祭り騒ぎで)ほろ酔い状態』。
区画名のGaudrettesにかけているそうです。
柔かくて美味しいペティヤンです。
グラスを傾けに来て下さい
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