赤ワインに含まれるポリフェノールですが、そのレスベラトロールが長寿作用は不透明だとかいう話も聞こえてきたりしますが、ワインを飲むと確実に摂取することになります。
ニュースでも様々な効用が取りざたされています。
以下雑誌ニュースより
フランス人は、赤ワインを日常的に飲んでいるから心臓病など冠動脈疾患での死亡率が低いと言われている。
その理由が赤ワインに含まれるポリフェノールだと着目されたことで日本でもワインブームが起き、その後ポリフェノール食品への関心が高まっている。
そもそも、ポリフェノールとは、ポリ(たくさんの)+フェノール(植物由来の化合物)から生まれた総称だということをご存じだろうか。
有名なものでは、ワインやリンゴに含まれているカテキン、ブドウの実皮に含まれるアントシアニン、大豆などに含まれているイソフラボン、イチゴなどに含まれるエラグ酸などがある。
コンビニやスーパーでも、ポリフェノールという単語が印字されたチョコレート菓子やワインをよく見かけるが、ポリフェノールと一言でいってもさまざまな種類があり、研究はまだまだ進行中なのだ。
日本ポリフェノール学会なる組織もあり、学術、行政、企業のさまざまな研究者が集まって活動している。
ポリフェノールによる健康増進に寄与すべく、正しい情報の交換ならびに正しい情報の発信、信頼できる・信頼させることのできるデータづくりを目的にしているわけだ。
具体的には、どんな活動をしているのか?
8月8日に開催された「第8回日本ポリフェノール学会学術大会」に行ってみた。
「企業研究者によるポリフェノール製品開発の道程とその機能性メカニズム」と題されたシンポジウムでは、大塚製薬、明治、サントリー、花王といった企業が登壇した。
大塚製薬・佐賀栄養製品研究所は、エクオール含有食品の研究開発の道程について発表、エクオールは、更年期症状、閉経後女性の骨代謝、メタボ、肌の老化に対する効果があるという。
また、エクオール産生者は日本人で50%、欧米人では20~30%ほどであるため、直接エクオールを摂取可能な食品を開発したそうだ。
明治・食機能科学研究所は、カカオポリフェノールと生活習慣病予防作用について発表。
カカオポリフェノールを含むチョコレートを摂取した場合に、心疾患リスクの低下、血圧を低下させる作用があることが明らかになったという。
マウスによる臨床試験では、悪玉コレステロールの低下作用、善玉コレステロールの上昇作用などが見出され、動脈硬化発症の遅延などの効果も期待されている。さまざまな臨床試験にくわえ、疫学調査でも心疾患やがんの発症抑制が報告されており、今後も研究成果をふまえ、カカオポリフェノールを手軽に摂取できる商品を販売していくそうだ。
サントリーグローバルイノベーションセンターは、野菜や果物に含まれるケルセチン配糖体による体脂肪低減効果について発表。
抗酸化作用などについては多くの報告があるものの、抗肥満作用についてはまだ研究が進んでいなかったという。そこで、食肥性マウスによる試験をすすめ、抗肥満作用、動脈硬化性疾患の予防につながる効果を検証した。
花王・生物科学研究所は、コーヒーポリフェノールの抗肥満作用について発表。
マウスにおいて、消費エネルギーの増加、脂質の燃焼割合が高まるなどの効果が認められ、ヒトにおいても抗肥満効果が確認できたという。
赤ワインやチョコレート、大豆など、身近な食品に含まれているポリフェノール。
手軽に摂取できるので、どんな効果が期待できるのかを知れば、より健康づくりに役立てられそうだ。メタボ、生活習慣病予防、抗肥満作用などが期待できるポリフェノール生活を、最も身近なチョコレートのカカオポリフェノールあたりから始めてみてはいかがだろうか。
このように様々な効果が期待できるであろうポリフェノール。
適量を飲むことで美味しく、楽しく酔え人との和を作り、健康にも良いといった百薬の長であるワイン。
美味く活用していきたいですね。
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