先週末に行われた阿佐ヶ谷にあるマグノリア・カフェさんでのリッジヴュー・ワイン・エステイト20周年記念ワイン会、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました!
簡単にですが、楽しかった模様をおさらいさせて頂きます。
この日はスタンディングのブッフェスタイルでリッジヴューのスタンダードキュヴェ3種類をじっくり楽しんでいただくという形式にしました。
ブルームスベリー2011は、シャルドネ主体で造られる、「イングリッシュスタイル」と表現されるキュヴェで、キレのあるシャープな味わいはこの日のあいにくの梅雨模様のスタートにピッタリでした!
肝心のこの日のお料理ですが、マグノリアカフェさんはイギリススタイルのカフェなので、全てイギリスらしさ満載のお料理をご用意させて頂きました。
前菜 プロシュートと季節のフルーツ、サーモンのムース、田舎風肉のテリーヌ、キュウリのサンドイッチ
盛り付けも可愛らしくて、女性が多い会でしたので、皆さん喜んでいました!
ちなみに「キュウリのサンドイッチ」は、19世紀~20世紀の初めにかけて、「キュウリのサンドイッチ」を食べることは上流階級の証とされていて、元来「きゅうり」はイギリスの冷涼な気候では栽培が難しく高級品だった上に、産業革命によって農地が次々と工場に変わり、野菜は輸入に頼らざるを得ない状況でした。
そんな中、広大な領地を持つ貴族は自分の農場に温室設備まで整えて「きゅうり」を栽培しました。そしてそこで採れた新鮮な「きゅうり」をサンドイッチにして客に振舞うことが、貴族のステイタスとされ、今でもアフタヌーンティーに出てくるのはその時の名残です。
サラダ コロネーションチキンサラダ、ナスのフムス、タブレ(クスクスのサラダ)、オリーブのマリネ
コロネーションチキンサラダは、1953年、イギリスのクイーンエリザベス2世の戴冠式での昼食に出されて以来、イギリスの味と称され、人気の1品。コロネーションとは即位式という意味です。
ブルームスベリーもダイアモンドジュビリーの式典で供されたので、シンクロさせました!
肉料理 鴨のローストリンゴンベリーソース、
チーズ シュロプシャー、チェダー、オスタークロン
デザート クラシックトライフル、レモンケーキ、スコーン、クラッカー
デザートのトライフルは、オーナーのショーンさんが皆さん1人1人に配ってくださいました~。
トライフルはイギリスを代表するデザートの1つですが、語源は古いイギリス語からのものと言われており、そこには「気ままなおしゃべり」だったり、残り物またはあり合わせで作ったデザートだから「つまらない物」と言う意味合いがあるけれどもはっきりと意味を示すものはないそうです。この日はベリーをふんだんに使って作って頂きました。
そして、飲んで食べるだけじゃないこの会のメインイベントの1つ、ケルティク・フルートの奏者、佐藤さんがいらしてくださり、演奏をしていただきました。演奏がとても素敵だったので、この時だけはおしゃべりして飲んで食べて忙しかった皆さんも静かに演奏に耳を傾けていらっしゃいました。なつかしい音色にイギリスっぽさが増した気がしました。
そして、皆さんお腹いっぱいと話していたにもかかわらず、飲み足りないという猛者も現れたので、この日は特別に他のイギリスワインとケント州出身のショーンさんにリスペクトで、日本未入荷のケント産のサイダーも別売りで特別価格にて販売させて頂きました。
また、赤ワインは、ギフォーズ・ホール・ヴィンヤードが地元にリスペクトして新しく造ったキュヴェ、セント・エドモンズバリーを用意したのですが2014ヴィンテージということもあり、皆さんの評判がとてもよかったです。
次回以降に輸入しますので、ご期待くださいね!
また、折を見てリッジヴューの会を開催したいと思いますので、都合が合わなかった方は次回ご期待くださいね!
tana
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