この訪問記は、いつもの色々なご案内の隙間に書いているので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです
さて、前回は日焼けクリームを塗らずに、肌がヒリヒリするのを感じつつも3時間近く自転車をこいでジル・ジュルダンさん宅に向かったところまで書いたような気がします。
ジル・ジュルダンさんに「こんにちわ」と挨拶した後、「ボーヌから自転車で来たの」といったらえっという顔をされてました。
後から思えば当然です。
というわけで、私達を心配してくれた心優しいジルさんは、冷えたお水を持ってきて下さいました。
そんなジルさんも畑仕事の為か、全身真っ赤に日焼けていましたが。
ジル・ジュルダンさんについては今までのブログでも少し触れていますが、ここで簡単におさらい
1872年から続く蔵元で、1997年からドメーヌを切り盛りしているのが、今回お会いした6代目のジル・ジュルダンさん。
ジルさんは、ドメーヌを引き継ぐまで、ネゴシアンのアルベール・ビショーで働いていました。
その関係で日本にも来たことがあるとのこと。スキーが大好きだから、冬の日本に行ってみたいよねとお話されていました。
元々、ブルゴーニュ・アリゴテ、ブルゴーニュ・ピノ・ノワール、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの畑を所有していたのですが、ジルさんの代になってからコート・ド・ニュイ・ブランとコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ“ラ・ロビニョット”(これはモノポールです)を開始しました。
さて、試飲開始です
5年前に畑を取得して、2007年ヴィンテージが初となるコート・ド・ニュイ・ブランを試しました。
あまり新樽を使うのは好きではないとのことで、使っても5~15%とのこと。
この2007年はフレッシュさとエキゾチックフルーツの果実味のバランスを保ちたいとのことで、12%新樽使用です。
パイナップルのようなジューシーな果実味と香ばしさがあり、酸も中程度の為、非常にリッチな味わいでした。
たった1500本のみの生産。
このキュヴェは、ワイン・スタイルズでも取り扱いたいですね~
次にピノ・ノワールです。
とても全部は書ききれないので、興味深かったものについてのみ書き記します。
「2007年は、ドメーヌを受け継いで10年間やってきて、果実味と酸のバランスが完璧で、理想の出来映え。こういうスタイルが造りたかったんだ
2008年は07年より強いスタイル。30年くらいは持ちこたえるし、その頃がちょうどいいんじゃないかな。
2009年?2009年は、通年より暑く8月に葡萄が完熟したから、9月の15日から収穫を始めたんだ。酸が低めで、発酵時はアルコール度数が14℃もあったんだ。今現在、樽からの試飲で美味しい状態なんだ。何年持つかなんて誰もわからないよね。」
というお話でした。
上の写真の左が2007年コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
、右が2008年コート・ド・ニュイ・ヴィラージュです。
色の違いが分かるといいのですが。
ダークチェリーの果実味にバターのようなクリーミーさがあり、シルキーなタンニンが溶け込んでいく非常にエレガントな2007年に対して、2008年は、果実味にかなりの凝縮感があり、タンニンもまだピチピチしていました。
一通り試飲をしたところで、畑を見に行くことになりました。
つづく・・・
tana
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