ラングドック=ルションのルション地区を皮切りにフランスでの葡萄収穫が例年よりも10日から15日遅く開始した。
ルション南部のリヴサルトAOC(Rivesaltes)に位置するドメーヌ・ド・ロンボーは午前8時に作業員が集合し、白ワイン用のミュスカを手摘みでの収穫を開始した。
この葡萄で造られるワインはボージョレ・ヌーヴォよりも早く、10月の第3木曜日にフランス市場にリリースされるこの産地特有のリヴサルトとなる。
しかし、さすがに真夏の収穫できるミュスカだけでの収穫開始とは少し早過ぎではとの声が上がる。
周辺葡萄畑経営者はロンボーの行動は単なるPR活動に過ぎず、ミュスカ種の熟成は早いが、100haの総畑面積のうち、わずか5haの栽培量しかない品種で真夏にフランスの収穫シーズンを開始を宣言するのは違和感があると考えるところも。
早めの収穫で糖度を12%以下に押さえる効果があると地元農協関係者はコメントもしているが、他の畑は来週または翌々週当りから本格的にミュスカ種の収穫を開始すると予測している。
写真は、ワイン・スタイルズ一押しの、
ミュスカ・ド・リヴザルト<ドメーヌ・ジュリエット>です。
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黒葡萄は白ワインよりも熟すのが遅いため、早くても9月にはなる見通し。
ルション地区全体では収穫は遅れているが、特に白ワイン用とロゼワイン用の葡萄は例年通りの品質を期待している。
ただし、秋分(9月半ば)のタイミングにもう一度、天候が荒れる予測に対して準備はだけは怠っていないと関係者はコメントをしている。
ルション地区内のピレネー・オリエンタル地区では年間70万から80万hlのワインを生産予定。
いずれにしても、9月の終わりから10月にかけてが北半球での収穫の最盛期です。
現地までは行けずとも日本にもワイナリーがたくさんあり、収穫祭などのイベントが各地で行われます。
猛暑や異常気象などを乗り切った葡萄たちはどんなワインに生まれ変わるのか今から楽しみですね。
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