シャトー・ド・ボーカステル　続・トマ・ペラン氏に会う

というわけで、テイスティングです

（これを楽しみに参加したようなものです）

まずは、白から試飲です。

１．シャトー・ド・ボーカステル

シャトー・ヌフ・デュ・パプ・ブラン　２００７

品種は、ルーサンヌ80％（中には樹齢60年以上のもの含む）、グルナッシュ・ブラン15％、ピカルダン、クレーレット、ブールブーラン、ピクプールを合わせて5%。

非常に多くのワインを産み出すこのドメーヌでも白はたったの8%しか造られません。希少なのはお分かりかと思います。

輝きあるイエローにエキゾチックフルーツ、アップルパイ、バニラのアロマが感じられ、酸は非常にマイルド（気候に起因する為でしょう）、ミネラルもしっかりと感じられます。ほろ苦いタンニンもあり、まだ長く熟成可能ですね。

２．ペラン・エ・フィス

　　コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ・ルージュ　２００７　

（これはワイン・スタイルズにて販売中！）

品種は、グルナッシュ60%、シラー20%、サンソー10%、ムールヴェードル10%。

トマ氏がグルナッシュは、レッドベリーの果実味とフルーティーさを与えてくれるという通り、紫がかったルビー色、ブラックべリー、ペッパー、タップナード、スーボワ、ミネラルなどが感じられます。これは基本的には自社畑の葡萄ですが、一部買い葡萄をブレンドしています。価格を考えても非常にバランスがいいと思います。

３．ペラン・エ・フィス

　コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ケランヌ・ペイル・ブランシュ　２００７

品種は、グルナッシュ６０%、シラー３０%、ムールヴェードル１０%

ケランヌの南西の岩砂土壌の畑の葡萄を使用。ペイル・ブランシュは白い石を意味しています。

写真じゃわからないですが、２よりも若干赤みが強いですね。熟したブラックベリーの果実味とスパイスが溶け合い、丸みがあり、柔らかい味わいです。

４．ペラン・エ・フィス

　　ジゴンダス・ラ・ジル　２００７

品種は、グルナッシュ８０%、シラー２０%

シャトーヌフ・デュ・パプの弟分的存在なのがジゴンダス。村の北西に位置する小石の多い畑をペラン家は所有しています。深い紫色にブラックベリージャムやインク、リコリスなどのスパイスのアロマが広がります。

凝縮感もあり力強いのですが、収斂性はそんなに強くないので、若くても楽しめます。

５．シャトー・ド・ボーカステル

　　シャトーヌフ・ド・パプ・ルージュ　2007