先日、フェヴレ社の若き社長、エルワン・フェヴレ氏が来日されるに伴い、試飲会が行われるというので、tana行って参りました。
余談ですが、ワイン・スタイルズ3周年記念で特別ワインセットでご用意したのもこのフェヴレ社のものでした。覚えていらっしゃるでしょうか?
フェヴイ社は、8割は自社畑で、2割がネゴシアン。また、コート・ド・ニュイの赤ワインの生産者として思い浮かべられますが、近年、ブシャール・ペール・エ・フィスよりベルナール・エルヴェ氏を引き抜き、ムルソーやバタール・モンラッシェやビアンヴニュ・バタール・モンラッシェの畑を購入し、白ワインにも力を注いでいます。
1825年にニュイ・サン・ジョルジュに設立され、北から南まで色々な畑を有していますが、フェヴレ社の功績といえば、
何と言ってもコート・シャロネーズ、特にメルキュレに注目し、多くの区画の獲得し、(メルキュレ全体の10分の1を所有)品質の向上に努めてきました。
現在、7代目となる1979年生まれのエルワン・フェヴレ氏は、彼の父フランソワ氏がドメーヌを受け継いだのと同じ20代の若さで(父フランソワ氏が27歳、エルワン氏は25歳)このフェヴレ社を受け継ぎ、新しい風を吹き込むのと同時にブルゴーニュ屈指の大ドメーヌの名をゆるぎないものへとしようとしています。
というわけで、早速30種+サプライズ2種類を試飲して回りました。
ちなみにこの試飲会は、輸入元さんが考える理想の試飲会の形で行われました
…つまりは混雑せずに来場者がゆっくりとくつろぎながら試飲するということです。会場内はこんな感じでした~
本当はどれもよかったといいたいところですが、(実際かなりのハイクオリティーでした)、このピュリニー・モンラッシェ・1er Cru・レ・フォラティエール2009は、ミネラルでかなり全体が引き締まっていたものの黄色系果実と酸のバランスがよく、他の試飲したものよりは果実味が柔らかかったので、非常に親しみやすい印象を受けました。
このレ・フォラティエールは2008年に初ヴィンテージがリリースされたばかりですので、これからが楽しみなキュヴェです。
赤も甲乙つけがたいくらいいいものもあったのですが、1つだけ気に入ったのは、ジュヴレ・シャンベルタン・1er Cru・レ・カズティエ 2007。
このレ・カズティエに関しては、実は2010、2009、2008、2007と垂直で試飲することができました。
2010&2009 と試飲して、お!フレッシュながらもバランスがとてもいいし、何せ2009は、ありがちな熟したカシスやブラックベリーの果実味じゃない事だけでも素晴らしいと思って驚いていたのに!ちょっと熟成感を見せ始めた2007年は格別でした!
フランボワーズやチェリーの果実味にタンニンは非常にきめ細やかでとにかくエレガント!そして余韻も長いです。
この日のお気に入りに決定でした。
試飲して思ったことは、白も赤も非常にエレガントなんです。もちろん各アペラシオンのキャラクターもしっかりと表現していますが、全体としてはエレガントな印象を受けました。
というわけで、お決まりの写真撮影の前にご本人に伺ってみました。
「最近、ブルゴーニュでは、ハングタイムが長くなり、その分完熟や過熟した葡萄を収穫する傾向にあるように思えます。僕がピノ・ノワールに求めているのは、綺麗で上品な酸なのです。」
そういう考えの下に造られたワインたちがエレガントなのは、当然の出来事なのかもしれません。
エルワンさん、ありがとうございました!
近々、ワイン・スタイルズにもフェヴレ社のワイン、入荷すること間違いなし?!
tana
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