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先週末に行いましたワイン・スタイルズのマリアージュ・テイスティングでしたが皆様如何でしたか?
たくさんの方にご来場いただきまして誠にありがとうございました(´∀`)
今回はフランスのロワール地方の白ワイン、メネトゥ・サロンです。
Menetou-Salon
“Mademoiselle T” 2007
<Domaine Jean Teiller>
ソーヴィニョン・ブラン100%の辛口白ワイン。
大河ロワールの上流に位置するメネトゥ・サロン。
地を代表するジャン・テイエのラインナップの中でも今回は97年に初リリースのプレステージュ・キュヴェであるマドモワゼル・テ。
創始者ジャンの孫娘が誕生したのを祝いそれを冠しキュヴェ名が付けられました。
樹齢25年以上の南西向きの好区画からの低収量の完熟葡萄を使用したもので生産量も600本ほどの希少品
輝くゴールドの色調にパイナップルや洋梨、オレンジの花にアカシヤの蜂蜜の甘美なアロマが芳しい。
口に含むと豊かな酸と芯のあるミネラルが味わいのバランスを取りエレガントさを際立たせる。
奥行きのある構成でアフターにかけて華やかなに香りとリッチな旨味が広がる。
合わせたのはPoulet au Vin Blanc(鶏の白ワイン煮)のパテをカナッペにしてラ・フランスのコンフィチュールを添えたもの。
鶏の甘味とトーストの香ばしさがマッチし旨味が倍増。コンフィチュールを付けて食すと共通するラ・フランスのアロマに甘さと酸味のバランスが口中で統一され渾然一体となり舌に長く余韻として残り良いマリアージュを見せた。
実はこのマリアージュに関しては、我々いろいろと試行錯誤し頭を悩ませました。
定説でこの辺りのワインPouilly Fumeにはスモークサーモンを合わせたりするので、より蜜っぽいこのワインにはミルキーな鮭のムースではどうかとまず試してみましたが思いのほか鮭の塩分と生臭さが強く撃沈。
又、共働学舎新得農場のフロマージュ・ブランを使ったり、有機栽培のアカシアの花の蜂蜜とも試してみました。。
単体でとても美味しく合わせてみても無難にイケる。
でも……φ(.. )
マリアージュというか相乗的に美味しくなるまではあと一歩。
紆余曲折を経て辿り着いたのが今回のパテだったので実際に店頭でご好評を得られてやっとホッとできました。
メネトゥ・サロンは有名なサンセールの西に位置し、出来上がるワインに関してもレベルが高く正にライバルと言えます。
ピノ・ノワールからの赤にロゼ。ソーヴィニョン・ブランの白と種類も同じです。
今までは土壌と標高の違いは多少あれどサンセールの1/5にも栽培面積が満たないのでどうしても知名度で劣っていましたが、実は高レベルの要注目産地ですので是非覚えてみて下さい(・ω・)ノ
次回のマリアージュ・テイスティングは来月。
少し熟成した赤ワインに合わせて楽しみたいと思います。
詳細は又ブログでお伝えいたします。
Oga
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