今月のOgaのお勧めワインの生産者のドメーヌ・モスからもう一種注目のアイテムが入荷しています
綺麗な色合いの微発泡ロゼスパークリングです
残糖も0だが、SO2もゼロ、デゴルジュマンもしないナチュラルな完全辛口の一本です
〈ドメーヌ・モス〉
¥3,150(税込・750ml)
ロワール地方アンジュ地区でルネ&アニエス・モスが造る一本
ビオディナミのグロロー・グリ95%にカベルネ・フランとソーヴィニョンで5%のブレンド。
ノンフィルターで風味を大切に辛口に仕上げたナチュラルな味わい。
林檎にアカシア、白桃にシトラスの繊細なアロマとほのかな渋味、ミネラルと酸が調和するレベルの高い一本ですよ
~造り手について~
ロワール地方の西、メーヌ川河畔の古城の街アンジェから南西へ 20km ほど下ると、レイヨン川に沿ってうねる丘陵が霞を伴い幻想的な光景を作り出す。
レイヨン川を横ぎり、さらに 2km ほど南に下るとサン・ランベール・デュ・ラティ村が見えてくる。
ドメーヌ・モスのカーブはその村の入り口に位置する。
16ha あるブドウ畑は区画ごとに点在するが、全てカーブから周囲 1km 範囲内にあり、1 年を通して寒暖差の少ない西岸海洋性気候や強い北風が霜や病気からブドウを守る。
さらに、シュナンなど耐性の強い晩熟ブドウは、晩夏から秋にかけてレイヨン川から立ち上る霧によって、上質なボトリティスが形成される。
現オーナーであるルネ・モスと妻のアニエスは、1987 年からトゥール市内でバーを兼ねたワインショップを営んでいた。
当時、取引先であったワイン生産者フランソワ・シデーヌやジョー・ピトンに大きく影響を受けた彼らは、1993 年ワインショップを閉め、ワインをつくる世界に転身を図る。
1994 年、彼らはアンボワーズにある栽培醸造の職業訓練学校に通いワインづくりの基礎を学ぶ。(この時、彼らに教えた先生がティエリ・ピュズラとクリスチャン・ショサールだった。)1995 年学校を卒業したルネは、ポワティエから 30km 北東に上ったボセイ・シュール・クレーズという小さな村にあるワイナリーに入
り、翌年には初めてのワインを仕込む。
当時、最も懇意にしてくれた村近くでレストランを経営するジャッキー・ダレス氏の協力や紹介もあって、ルネは 1997 年研修の場をブルゴーニュに移す。
ブルゴーニュに移った彼は、ドメーヌ・テヴノやフランソワ・ミクルスキ、ドミニク・ドゥラン、フレデリック・コサール等に出会い精力的にワインを学ぶ。
1999 年ジョー・ピトンが奨めてくれたサン・ランベール・デュ・ラティ村にあるドメーヌを引き取り、妻のアニエスと 2 人でドメーヌ・モスを立ち上げる。
現在、アニエス&ルネは 16ha の畑を 4 人で管理している。( 繁忙期は季節労働者が数人手伝う。)彼の所有するブドウ品種は、シュナン、カベルネソービニヨン、カベルネフラン、グロロ、ガメイで、樹齢は 7~65 年。「美味しいワインは完熟したきれいなブドウを収穫することから始まる!」をモットーにワインづくりに励む彼らは、多様な微生物が繁殖する生きた土壌作りに余念がない。
特に畑を深く耕すことに重点を置き、その他には農薬を使用せず抗体の強い完璧なブドウを手に入れる方法としてビオディナミを取り入れている。
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