一昨日の18日、11月の第3木曜日にBeaujolais Nouveauが解禁になったのでその日に合わせてワイン・スタイルズでもTastingイベントを行いました。
予約をして頂けたお客さまもいらしゃって盛況でした。
御来店ありがとうございました。
お伝えしてました通り、弊社ではボージョレ・ヌーヴォーはマルセル・ラピエールだけ使いました。
自然派の父と称されボージョレ地区のみならず世界の有機栽培の生産者からリスペクトされていた人物。
惜しくも先月若くして無くなられてしまったのですが、彼の手掛けた最後のヌーヴォーですので大事に扱いました(TωT)
そして、ロワール地方の新酒として新井順子さんが造るソーヴィニョン・ブランからなる白。
更に、ローヌ地方の新酒は大岡弘武さんが造り出したヴィオニエとシャルドネを使った白とガメイにシラー、メルロとサンソーをブレンドした赤です。
いずれも自然派の造り、酸化防止剤すらもほぼ使っていないナチュラル・ヌーヴォーの飲み比べです。
新井さんの白、ヴァン・ヌーヴォー・ソーヴィニョン・ブラン2010は開けたては還元のニュアンスがありましたが直ぐに愛らしいアロマが花開いてきます。
微発泡も感じられ、爽やかながらアルコール(14度)に伴う旨味の強さがたっぷりありました。
ナチュラルで旨味もたっぷり、新井さんらしくとても美味しい一本。
大岡さんのヴァン・ヌーヴォー・ブラン2010はヴィオニエとシャルドネのブレンド。
開けたては揮発酸がありましたが時間と共に抜けていきます。
発泡は新井さんのものよりも強く瓶もシャンパーニュのボトル。
但し物凄い濁り酒。
勿論、清澄も濾過もしていないので当たり前なのですが、僕らがテイスティングしたのはほんとに最後の所だったので余計ですね。
大岡さんのヴァン・ヌーヴォー・ルージュは2010はガメイにシラー、メルロ、サンソーをブレンド。
コチラも澱がたっぷりで濃厚。
始めは閉じているがやはり半日立つとその表情が見事に変わりました。
フレッシュなブルーベリーやプラムのアロマと程良く上品なタンニンのバランスも良くジューシーに楽しめる一本。
そして、ラピエールのボージョレ・ヌーヴォー。
今年の作柄を反映してか輝く淡めのルビー。
イチゴやフランボワーズと、優しいスパイスとタンニンは柔らかで全体のバランスも非常にエレガント。
酸とミネラルが秀逸で全く飲み飽きしないでするすると体に収まって染みていく感覚。
この日は急遽、テーブルを作ったりとバタバタとしてしまいましたが皆様にお気に入りを訪ねてみますと、面白い事にバラバラでした。
例えばボージョレだけ飲み比べだと好みは偏りそうですが、今回は4本がそれぞれ個性的な味わいを産み出していましたから当然かもしれません。
実際昨今はボージョレだけでなくフランスでもそれ以外の地域、又、イタリアのノヴェッロやオーストリアのホイリゲを始め日本のワインの新酒など本当に様々なタイプのヌーヴォーが楽しめるようになりました。
ワイン・スタイルズでも今回のテイスティングは人気で一日で即完売で、自分達の分は澱のみでしたが皆さんが新酒の楽しみを満喫されていたようです。
ワイン・スタイルズのお客様でも、特にボージョレ・ヌーヴォーは敬遠される方が多いですが(ボージョレも良いのも増えてます)それならば違う地域のヌーヴォーを試されてみても良いかと思います。
その土地土地を上手く反映した素晴らしいワインに出会える筈。
日本人は初物が好きですからヌーヴォーというイベントで大いに盛り上がります
でも折角盛り上がって楽しむなら美味しいワインが一番。
今は選ぶ楽しさも加わってより深く楽しめるチャンスですので飲まず嫌いは勿体ないですよ
ところで今日は
マリアージュ・テイスティングやってますよ!!
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