この訪問記は、いつもの色々なご案内の隙間に書いているので、気長にお付き合い頂けると嬉しいです
さて、前回は、ジルさんと一緒に試飲をしたところまで書いたような気がします。
ジルさんの葡萄がどの畑で造られているのか見に行くことにしました。
(さすがに私達の自転車ではいけないので。)
まさにコルゴロアン村の中心に畑はあります。
写真には写っていませんが、この右手奥にコルゴロアンの村中が見えます。
ここは、手前から、樹齢70年のピノ・ノワール、同じく樹齢70年のアリゴテ、そしてシャルドネが植えられていました。
この畑のピノ・ノワールとアリゴテは、ドメーヌを開始した時より所有している一番古い畑です。
かがんで説明して下さるジルさんの周りを見ればわかると思いますが、白い小さな石がごろごろしているカルキが結構多い畑でした。
このカルキが葡萄の木には必要なんです。
今年は、5,6月と随分涼しく、気温が上がらなかったので、最初は少し心配していたそうです。
私が訪問する1週間前から暑くなり始め、訪問時の7月5日は気温35℃の晴天でした。
このまま暑さが続けば、完熟のいい葡萄が取れそうなんだよねと嬉しそうにジルさんはお話されていました。
あいにく、私はこんなに暑いと思わなかったので、疲れていました。自転車のせいもあるかな?
また、どんな葡萄が出来ると理想的なのかというお話を伺いました。
ジルさんによれば、写真右の「ミ・グランデ」の状態になればいいそうです。
ミ・グランデというのは、(半分大きいというフランス語ですが)ここでは、大粒と小粒が半分ずつくらいある房がいいという意味です。
大きい粒ばかりだと完熟した際に粒同志がくっ付いて実が潰れてしますので、バランスを取る為には半分ずつであることが必要だそうです。
ただし、これは若い木の房では難しいそうです。
この畑の3km先は、ムルソー村になります。
この畑が、ジルさんのフラッグシップでもあるコート・ド・ニュイ・ヴィラージュ
です。
2007年からは、30年前にジルさんのお父さんが購入した0.8haのLa Montagneの区画だけを別にして造り始めました。
こちらもカーヴに戻ってから試飲しましたが、フレッシュなフランボワーズの果実味が非常に滑らかで、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュとの違いがはっきりとわかりました。
最後にジルさんが造るトップキュヴェのラ・ロビニョット
の畑です。
1番若いもので樹齢30年というこの畑は、表面からはわからないのですが、地面から3~4m下に「マレ・ブルー」という青い石が埋まっているそうです。
この「マレ・ブルー」が、どのような理由かはわからないけれど、ワインに特別なキャラクターを与えているそうです。
ここが、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュとの決定的な違いなんだそうです。
そして喜ばしいことにこのラ・ロビニョットは、デカンター誌のブルゴーニュTOP10にも選ばれ、クライブ・コーテスMW氏にも
「コート・デ・ニュイで飲むべきは、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)とジル・ジュルダンのラ・ロビニョットだ」と大絶賛されました。
ジルさんご自身もこの称賛は非常に嬉しかったと目をキラキラさせながらお話されていました。
試飲してもわかるんですが、このラ・ロビニョットだけは本当に特別です。
飲み比べてみるとはっきりとわかります。機会があれば、是非飲んでみて下さい!
ボーヌでディナーの予約もしていたし、自転車だからそろそろ帰らないと・・・なんて話していたら、なんとジルさんがボーヌまで私達と自転車を送ってくれました。
本当にジルさんは心優しい方でしたこの優しさが彼のワインにも表れているなぁとしみじみと納得してしまいました。
つづく・・・
tana
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