2011ワイナリー訪問記3・エルヴェ・ミュラ2010テイスティング

訪問記の存在を忘れてしまうくらい、サボっておりました・・・

こんなにのんびり書いていると記憶もどんどん薄れていくし、また最後に変な追い込みになってしまいそうなので、頑張って書いておこうと思います。

さて、私のコート・ドール観光は無事に終わり、今度はカーヴでミュラさんと2010ヴィンテージ試飲です！

この日は朝の8:30に約束したのにもかかわらず、待ち合わせの前に先にカーヴに寄って試飲用に準備をして下さっていたとのこと。

ミュラさん、超マメ男です！

というか、ワイン・スタイルズがお付き合いしているドメーヌの方々はどなたも「拘りの塊」のような方々ばかりなので、細かいところは非常に細かく仕事してくれるんですね～

試飲もしながら、まずは2010ヴィンテージや新しいニュースについて伺ってみました。

なーんと！ミュラさん、2010年よりVosne Romaneeの畑の葡萄を買うことができたそうです。

それも畑の位置がすごいんです！

写真の印をつけたところなんですが、この周りの畑の所有者や区画の名前は超有名な方ばかりなんですよ。

たぶん、Vosne Romanee好きな方なら、この写真だけでどの辺りかお分かりになるかと思います。

なのであえて説明しません。ふふふ。

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で、この畑の葡萄は樹齢40年だそうで、しかもたった1樽分しか購入できなかったそうです。また、この先も毎年購入できるかというとそれはちょっとまだわからないということなのですが、ご本人もこのキュヴェを醸造できたことを非常に喜んでいらっしゃいました。

このファースト・ヴィンテージになるVosne Romaneeは、紫が強い綺麗なルビー色で、チェリーやフランボワーズジャムのようなアロマ、タンニンは非常に細かく、思ったよりなめらかで軽やかな印象。まだVosne Romaneeらしさは閉じこもっている感じでした。来年の4月に瓶詰されるとまた変わってくるんだと思います。

2010年については収穫は9月の最終週から始めたそうで、いつも通り、Beaune 1er Cruから始めて、最後はBlancを収穫したとこのこと。

2009年ほどではないけど、まぁいい年になると思うとのことでした。

2010年の話を聞いたところで、2011年も7月上旬（私の訪問時）までの状況も聞いてみました。

「4月と6月が暑くて、まるで2003年を彷彿とさせるかのようだった。私が訪問する２週間前（つまり6月第3週）は寒くて雨も少し降った）が、最終週はいきなり暑くなっちゃって、36℃とかだったんだよね。だから急いで葉を取り除いている生産者もあったけど、俺はしなかったよ。だって、葉を取ったら葡萄が熟しすぎちゃうよ。でも今年は収穫早めになると思う。」

と話してくれました。