本日20日(金)、明日21日(土)に開催されますワイン・スタイルズのマリアージュテイスティング。
詳細は昨日のブログでもご確認ください。
https://winestyles.jp/blog/mariage/10811/
さて、これが一旦最後となりますマリアージュ・テイスティング。
ということもありまして、最終回にも相応しく、又、季節的にもピッタリな綺麗なロゼワインをヴィンテージ違いで2種類との贅沢なマリアージュに致します!
お料理は、以前も一度爽やかなマリアージュの料理を作っていただき大好評だった小石川の人気のビストロ『キュイジーヌ・トワリコ』の南谷シェフが作る『ウサギと仔牛のテリーヌ』。
そして合わせるワインはフランス、ロワール河上流のメネトゥ・サロン。
ピノ・ノワールを用いたエレガントなロゼで、練れた2013とフレッシュな2014の飲み比べで楽しみたいと思います。
早速試してみました!
テリーヌは噛み切る力が必要な塊とは違って舌に絡みつくような滑らかで艶かしい質感を愉しみながらスパイスの妙と兎と仔牛の肉質の甘みの違いを堪能出来うる。
淡紅色の果実が弾けると初夏の朝露のような透明感のある酸のカーテンが口内に降り舌に纏った肉片が融けていく。
脳裏に過るイメージは斜光を受け煌く清廉な液体そのものでは無く、バルテュスの描く掴みきれない思春期の少女。
しかしどちらが『猫と裸婦』、『決して来ない時』なのかはその玉響では知る由もない。
2013年、芯にミネラルの密度が強くアルコールとボリューム感、ただ、果実香は練れていて酸と共に穏やかな印象。
2014年、生き生きとした酸と捥ぎたてのフレッシュなフランボワーズやチェリーのアロマ。
余韻はその酸の伸びやかさで軽やかさを持ち広がる。
思ったよりも違う2つのピノ・ノワール。
それぞれをテリーヌと同時に頬張ってみると赤系果実の共通のアロマは穏やかに肉を包み込み溶ける。
だが明らかに余韻へと繋がる中盤からの抜け感に違いが生じる。
どちらも見事に次のステージへと進むのだが、是非その違いをご自身で確かめてみてください。
是非、最後のマリアージュをたっぷり体感してくださいね!
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