エルヴェさんのお家＆カーヴのあるこのコンクール村は、本当に小さくて住人もたった50人しかいません。
少し遠くから眺めると住宅が見えたのですが、見えたそれが村全部ということなので、小さな村という表現がぴったりです。
カーヴに戻った後は、試飲開始
です！
この日もとても暑かった
ので、カーヴ内の涼しさがとても心地よく感じられました。
まずは、樽に入っている2009年ヴィンテージから試飲をしました
全ては書ききれないので、気になったものだけ紹介しますね。
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Blanc 2009
これは、2009年が初ヴィンテージとなるキュヴェ。
ピノ・ブラン100％、新樽100％にて仕込まれています。
生産本数も1800本予定。
2009年は本当に葡萄の出来がよくて、たぶん自分のベストの出来になると思うというのも納得です！
洋梨
のコンポート、ヴァニラのアロマが広がり、バターのようにクリーミーな口当たり。
今、まだ樽の中にある状態で、とってもジューシーで美味しいんです
これ絶対にワイン･スタイルズにほしいです～
次は、Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Clos Duc 2009です。
こちらは畑の話の時に書いたような・・・これも2009年が初ヴィンテージ。古樽からのサンプルを頂きました。
色合いは、赤みがあるルビー色。赤系果実のジャムのような果実味で、タンニンは丸く、柔らか。
これも今飲んでも美味しい感じです。
2009年は9月22日から収穫を開始したそうですが、収量も多くてほんとよかったとエルヴェさんが話していました。
そして、2009年よりもう一つ増えたBourgogne Hautes Cotes de NuitsのCuvee Mariusです。
2009年からは、造る種類が本当に増えたので、全ての樽に写真のようにワイン名を明記するようにしたそうです。
ただの趣味ですね。というか、エルヴェさんは非常に凝り性です。
Cuvee Mariusは、贅沢にファーストプレスのジュースのみを使用し、24か月熟成させた後、ノンフィルターで瓶詰めをする予定だそうです。
大樽で1つしか仕込んでいないので、出来るのはたった800本です。
ブラックチェリーのコンポートの果実味にタンニンは木目細かく、とてもまろやかで、エレガント。
これは、私瞬間で気に入りました
要予約ということなので、絶対に予約したいと思います！
もう1つ2009年が初ヴィンテージとなるキュヴェがこちら。
Nuit Saint Georges La Petite Charmotte ２００９
これは、買い葡萄で造られるものです。１樽だけ仕込んだというお話なので、生産本数は言うまでもなく少ないですね。
新樽は使用せず、20カ月熟成させるそうです。
ブルーベリーのように凝縮感ある果実味は力強く、非常に長い余韻です。長熟が必要そうな感じがすぐに分かりました。
将来が楽しみなキュヴェです
そして、2009年の後は、2008年です。
2008年からは少しでも長く寝かせられるようにコルクをいいものに変えたそうです。
また、キュヴェ名を全てプリントしたとのこと。
「飲み終わって気に入った時は、お店にコルクさえ持っていけば、どのワインかすぐわかるでしょ。」
とエルヴェさん。
ここでも凝り性な性格が伺えます。
2008年ヴィンテージをご購入頂いた方、ぜひチェックしてみて下さいね
リピートする際は、ぜひコルクお持ち下さいね（笑）
何回も呪文のようにエルヴェさんが、「2008年はさ、ほんと難しかったんだよ。」と仰っていました。
2008年は、葡萄の熟するのが遅く、9月22日から収穫を開始し、買い葡萄に関しては、自分で全て厳選し、より分けたのが本当に至難の技だったとか。
どのキュヴェも2009年のような大柄なタイプではないけど、綺麗に整っていて、バランスが良かったように思います。2008年らしさが出ていて、こういうほうがお好きという方も多いと思います。あくまで、好みの問題です。
2008年は既にワイン･スタイルズに入荷してカウンターでも時々
お出ししているので、是非試してみて下さい。
全て試飲したところで、エルヴェさんがランチ
に行きましょうというので、ランチに行くことになりました。
つづく・・・
tana
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