ワイン・スタイルズワイン会＠日本料理仲志満さん　レポート・前

もシャルドネが主体なので、酸同士のバランスはぴったり！

じゅんさいののど越しの良さもあり、非常にさっぱりとしていて、この後の食欲をそそるとてもいいスタートを切りました。

前菜　チーズ豆腐

　　　　帆立燻製

　　　　鯛の新茶干し

サンセール・ブラン　レ・ザムルーズ　2007　フランソワ・クロシェ

メネトゥ・サロン・ブラン・マドモワゼル・テ　2007　ドメーヌ・ジャン・テイエ

チーズ豆腐ですが、卵豆腐にチーズを加えたようなもので、鼻腔からチーズの風味が抜けていき、舌にクリーミーさが残りましたので、蜂蜜のアロマ、パイナップルやパッションフルーツの果実味があるメネトゥ・サロンを合わせて召し上げっていただきました。

余談ですが、仲志満さんによれば、日本料理で「豆腐」というと、一般的な白い絹豆腐、卵豆腐、胡麻豆腐を指すとのことです。

帆立の燻製は帆立の上品な甘みもさることながら、柔らかなスモークが感じられましたので、サンセール・ブランとの相性がぴったりでした。

鯛の新茶干しですが、八女茶の新茶を使用されたとのことで、非常にさわやかな新緑のアロマが口の中で広がりました。このグリーンのニュアンスは、サンセール・ブランとしっかりハーモニーを奏でました。

もちろん、お客様の好きな組み合わせで食べて飲んでいただいてよかったのですが、せっかくでしたので、私のほうから、もしよければということで、マリアージュのご提案もさせていただきながら会を進行いたしました。

おかげで皆様にかなり難しい注文を付けてしまうこともありました（笑）

それが次のお椀です

お椀　アスパラ二色仕立て

　　　　グリーンアスパラ　しんじょ

　　　　ホワイトアスパラ　すり流し

　　　　人参

以前に出汁とピノ・ノワールの相性がいいお話しておりましたが、

ここで、皆様にそれを実際に体験していただきました。

ということで、

ブルゴーニュ・ピノ・ノワール　V.V　2007　ドメーヌ・ジル・ジュルダン
　

投入です！

アスパラのしんじょはサンセール・ブランで召し上がっていただき、だしは1口すすって、そのあとピノ・ノワールを飲んでいただきたいとお願いしました。

アスパラのグリーンと優しい甘みがサンセール・ブランのアロマと重なり、非常にいいマリアージュを醸し出しました。

そして、出汁のうまみとピノ・ノワールのうまみが口の中でクロスしていきます。これが本当に合うんですねぇ～

おかげで皆さんテーブルの上がグラスだらけで大変なことになってしまいました

お造り　蛸　本鮪　金目鯛

最初にブルームスベリーを注いだ時にみなさまに全部飲まないで1口残しておいてほしいと無理なお願いをしておきましたが、ここで再度ブルームスベリーが大活躍です。

タコとブルームスベリーのマリアージュですよ～

タコをかんだ時に出るうまみとブルームスベリーの果実味がうまく重なり合います。

先日自分で新発見した素敵なマリアージュですが、仲志満さん、うまく再現してくださいました！

鮪は、完全ピノ・ノワールですね。醤油を付けることで、ピノ・ノワールとうまく合うんですね。

金目鯛は、脂もあり、身がとても甘かったので、メネトゥ・サロンともまずまずでしたが、ここもピノ・ノワールに軍配が上がります！

後半に続く・・・

tana

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