2010ワイナリー訪問記・9 テイエさん一家に会う

2010ワイナリー訪問記・9 テイエさん一家に会う

気ままに書くのもいいですが、なんだかずいぶん間が空いてしまったような…

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そうそう、テイエさんのカーヴの話からでしたね。

写真から見てもわかりますが、テイエさんのカーヴは清潔そのものです。

すべてがピカピカキラキラに磨き上げられています。

ここからの説明は、娘のパトリシアさんがしてくれます。

NZのセレシン・ヴィンヤードでワイン造り修行を6か月した経験ももつパトリシアさんは英語も堪能です。

(この日は、せっかく通訳の梅田さんがいるので、フランス語でお願いしました)学校の先生になりたかったというだけあって話し方も明瞭で、わかりやすいです。

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メネトゥ・サロンのエリアでは5年前から始まった試みだそうですが、タンクを洗った後の水を少しの間、畑に備えてあるキューヴに溜めておくそうです。

そして、沈殿物を除いた上澄みの水を畑にまくそうです。

そうすると農薬の必要性もなく、また水の再利用ということでエコecoにもつながるとのことでした。

年々この方法を採用するドメーヌが増えてきているとのことです。

さぁて、地下の試飲ルームで試飲開始です!

2008年ヴィンテージは、もうワイン・スタイルズに入荷済みなので、お話の必要はありませんね。

飲んでくださっている方も多いですが、いう必要もないほどの優良年です。

2009年ですが、ドメーヌ・ジャン・テイエにとっては本当に厳しい年になりました。

まず、5月末に雹雹が降り、7月16~17日でまた雹が降り、全部で3回降った雹は、畑の葡萄の80%にダメージを与えました。

通常は葡萄の完熟期がほぼ同じなので、人手が足りないため、機械でブドウの収穫を行うのですが、2009年だけは、摘む際にも選別が必要なほどだったとのことで、すべて手摘みで行われました。

そして、収穫量も少ないため、上級キュヴェを造ることをやめました。

というわけで、メネトゥ・サロンで一番の被害をこうむったドメーヌとなってしまいました。(村中で有名な話です)

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そんな話の後に飲ませていただいた2009年ロゼでしたが(とても大事に飲みました)、レベルの高さは健在です。

ヴィンテージの難しさを感じさせません。

非常に透明感があり、摘みたての苺のようなほんのり青さを伴う果実味と中程度の酸のバランスがとてもいいです。

ただし、生産本数は4000本とのこと。

このきれいなサーモン・オレンジの色を出すために、プレスした後、3~4時間一緒に漬け込むそうです。

少し暖かい日に外でゆっくりと楽しみたい感じのロゼでした。

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そして、ワイン・スタイルズでもファンが多いメネトゥ・サロン・ブランです。

上級キュヴェを造るのをやめてすべての葡萄をつぎ込んでのこのスタンダードキュヴェの2009年は、生産本数18000本。

残糖度が非常に高かったため、果実味と酸のバランスを取るのが難しかったとパトリシアさんが説明してくれました。

淡いレモン色に洋梨、林檎やフレッシュハーブのアロマが感じられ、ミネラルもあり、酸もマイルドで全体的に優しい味わいです。

白も変わらずのテイエ節が楽しめました。

ただ、本数が少ないため、決まったお客様にしか販売しないとのこと。

そこで、「私には?」と聞いたら、「もちろん大丈夫よ!」とのことでした。

テイエさんファンの皆様、ご安心くださいね!

この後もいろいろと試飲を重ねたところで、お昼になったので、ランチランチに行くことになりました。

つづく・・・

ペンギンtana

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